犬のアロマセラピー

犬のアロマセラピー、芳香療法について
犬にアロマセラピーが有効という話題をお聞きになったことがあるでしょうか?ストレスの多い社会、地球環境の悪化の影響などを受け、体や心に異常を感じているのは人間だけではありません。大切な家族の一員である愛犬にも、心も体も健康でいてほしいですね。多くの飼い主の方が、愛犬の健康のために、良い質のフード、毎日の運動、衛生に気をつけておられることと思います。ここでは犬達の心身の癒しと治療の為に、アロマセラピーによる効果ををご紹介します。
アロマセラピーのメリットとは何でしょうか?
たくさんありますが、そのうちの3つをご紹介します。
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1.心と体のバランスを整える。
人間も同じですが、あなたの大切な家族である愛犬もストレスが病気につながることがあります。過度のストレスは免疫力の低下を引き起こし、後には病気になることもあります。アロマを日々の生活に上手に取り入れて心と体のストレス解消に努めましょう。
2. 喉や鼻のトラブルを楽にする
空気の汚染の影響のせいか、最近喉や鼻のトラブルも多くみられるようです。アロマセラピーは鼻づまりや喉の不調に有効です。
3.皮膚のトラブルを防ぐ、緩和する。
アロマオイルの分子は皮膚を浸透し血液やリンパ腺から体全体に作用します。ですから、皮膚のトラブルを始め、体全体の調子もよくすることができます。

エッセンシャルオイルについて少しご紹介します。
体の調子を整える分野としては、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗炎症、解毒の効果を期待できます。また、心のケアに有効とされるのは鎮静作用や刺激作用の効果があります。エッセンシャルオイルとは、字義を考えるとわかりますが、エッセンスの凝縮されたオイルです。愛犬に使用する場合は、量や濃度に注意しましょう。直接塗布する場合は、キャリアオイル(オリーブオイル、アーモンドオイル、ホホバオイルなど)を使ってエッセンシャルオイルを希釈し、使用します。
マッサージしてあげたり、愛犬のシャンプー、コンディショナー、軟膏剤などに少量垂らす方法などがあります。犬にも個体差がありますので、「パッチテスト」を行いましょう。希釈したオイルを1滴とって愛犬のわきの下につけ、24時間後にチェックします。異常がみられない場合、局所塗布を引き続き行えます。
またディフューザー、アロマポット、スプレー容器を使用したり、専用の器具がない場合、マグカップにお湯を張り、そこにエッセンシャルオイルを数滴垂らすだけでも有効なアロマセラピーが可能です。毎日23040分間芳香療法を行うと57日後に効果が現れます。

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注意事項としてですが、犬に有害なエッセンシャルオイルもあります。
アニス/樟脳/ジュニパーウッドオイル/ホワイトタイム/セイヨウノコギリソウは、特に妊娠中の犬に、使用しないでください。ジュニパーウッドオイルは、腎臓への毒性があり危険です。 バーチ/ウィンターグリーン 高濃度サリチル酸メチルを含み、犬の皮膚には向きません。口から摂取では、重度の中毒や死を引き起こす可能性 が認められています。 カシア/クローブの葉と蕾 人、犬共に中毒反応の可能性がありおすすめできません。 セイヨウワサビ/マスタード/タンジー犬には刺激が強すぎます。ペニーロイヤルは、ノミ駆除に有効ですが、腎臓・神経系に毒性があります。ヨモギも犬には有毒です。
アロマオイルの種類、濃度に気をつけ、また愛犬の症状などに合わせて、愛犬と一緒にアロマセラピーをお楽しみください。
(病気の症状があるときは、必ず獣医士に相談の上、アロマオイルをご使用ください)

最後に犬におすすめのアロマオイルをいくつかご紹介いたします。愛犬はとってもかわいいのですが、臭いだけが唯一の悩みとおっしゃる方は少なくありません。ナチュラルな香り、体にも毒性のないアロマで臭いの悩みを解決いたしましょう。
おすすめエッセンシャルオイルは、ラベンダー・ユーカリ・ローズマリー・ベルガモット・サンダルウッド 飼い主さんも癒されること間違いなしの香りです。
これらを使って据え置きタイプの部屋の消臭剤、トイレ用スプレー、体臭用スプレーも手づくりでき、お手軽で衛生的なアロマケアができます。
この情報があなたと愛犬の毎日のハッピーにお役に立てれば幸いです。

 

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