ペットショップで、保護犬と保護猫しか販売できない法律が可決―サンフランシスコ
2017年2月、サンフランシスコでは、「非人道的な」子犬の繁殖活動を根絶するための取り組みとして、ペットショップで保護された犬と猫以外の販売を禁止することが決定されました。また同時に8週間未満の動物の販売も禁止されます。
この改正案はライセンスを保持している優良なブリーダーには影響せず、大規模な繁殖事業行う「パピーミル」の根絶と、既に市の保護施設にいる何千もの動物に新しい飼い主との出会いを提供していくことに大きく影響をもたらすと期待されています。
アメリカでは、既にロサンゼルス、サンディエゴ、シカゴ、フィラデルフィア、ボストン、オースティンが同じような法律を施行しており、サンフランシスコも、それらの都市に続いた形です。
「多くの動物愛好家は、自分の最愛の家族を汚れたワイヤーケージにわずかな時間でも入れることを嫌悪します。でも、これは、ペットショップで販売されている多くの子犬や子猫の母親を含む、全米の大規模商業繁殖事業での多くの動物の運命です」と, サンフランシスコ理事会がコメントしています。アメリカの200以上の都市や郡では、ペットショップで犬や猫の販売を既に禁止しており、サンフランシスコも、既にその一つです。ですが、今回のこの大都市での条例の可決により、新しく参入しようとするパピーミルビジネスを抑制し、市民に警鐘し、関係を遮断することには大きな意味があるはずです。
そして、毎年6000頭以上の動物の新しい家族を探すサンフランシスコの動物慈善団体であるSPCAですが、この条例のもと、さらに多くの犬や猫に新しい家族を見つけることができることでしょう。
参考サイト
http://www.sfexaminer.com/ban-animal-sales-sf-pet-stores-end-abusive-cycle/