ヘルシーわんこごはん

ヘルシーわんこごはん

人間にとって栄養バランスの良い食事が、健康な身体づくりに重要であるのと同じく、日々の食事が犬の健康に大きな影響を与えているることは言うまでもありません。市販のドッグフードも、犬の年齢や特徴などにより色々な種類のものが市場にありますし、最近は手作りごはんを与える飼い主さんも増えています。愛犬の毎日の食事について知ること、そして少しでも工夫をすることで、愛犬が健康で長生きすることにつながります。

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まずは、犬にとって有害となるもの、また栄養素の面から考えてみましょう。

下記が、犬にとって有害となる食べ物の一覧です。

ねぎ、長ネギ、ニラなどのねぎ類 ー 赤血球を破壊し貧血の原因に。

チョコレート、ココアなどカカオ類 ー 嘔吐、下痢、心拍異常の原因に。死に至る場合も。

ブドウ ー 腎不全の原因に。数日で死に至ることも。

キシリトール ー 少量でも、低血糖、歩行困難、嘔吐等の症状が。

マカデミアナッツ ー 嘔吐、高熱、心拍異常の原因に。

鶏の骨など ー のどや消化器官を傷つける原因に。

これらは、危険度が高く、絶対に与えてはいけない食品です。

その他にも、 乳製品、にんにく、アボカド、カフェイン系、アルコール、生卵の白身、果物の芯、海老、イカ、たこなど消化の悪いもの、人間用の加工食品で糖分、塩分の濃いもの、香辛料なども健康障害の原因になることがあります。愛犬のおねだりに負けて人間が食べるものをおやつとして与えてしまう飼い主さんもいるようですが、十分な注意が必要です。

 

次に必要な栄養素を考えてみましょう。

犬に必要な栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂質の3大栄養素と、ミネラル、ビタミン、そして新鮮な水です。 人間と同じですね。

ちなみに、1回に必要な食事量は、犬種や運動量、飼育環境にもよりますが、わんこの頭ひとつ分くらいの体積。必要カロリーは、体重1kgあたり、50から110kcalが目安となります。

 

それでは、どんな食べ物が、犬の健康に良いのでしょう?

市販のドッグフードもたくさんの種類があり、総合栄養食としてのバランスがとれ、手間要らずなことから、飼い主さんたちにも人気があります。過去の事故や問題から2010年の12月よりペットフードの表示が義務化されましたが、以前に比べ、中身も良くわかるようにはなっています。ですがそれぞれの内容や分量、添加物の量などの表示の規制はなく、何より本当に愛犬の健康状態にあったものかどうかは、わからないのが現状です。愛犬の健康になんらかの異常がみられる場合や、アレルギーもちのわんこの場合などは、ドッグフードを変えてみることで、症状がうそのように改善することもあるのです。

 

ペットフード安全法について

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_law/pdf/full.pdf

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2305b/full.pdf

環境省ホームページより

 

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手作りごはんは、どうでしょう?

市販のドッグフードだけに頼らず、愛犬の健康の為に、手作りごはんを作ってみるのはいかがでしょうか? メリットは、内容を飼い主が把握、管理ができることです。実際、手作りごはんで、アレルギー症状が改善されたり、食欲がでて毛のつやがよくなるわんこ達もたくさんいるのです。

デメリットは、ドッグフードに比べ、手間がかかること、コストがかかること、また日持ちがしないことでしょう。ですが、犬の健康に大きな改善がみられる場合、通院、治療費を考えれば、費用も高くはないのかもしれませんね。

総合栄養食である市販のドックフードと手作りごはん。両方の良いところをとって、交互にあげていく感じで、始めて見るのも良いと思います。

手作りする場合ですが、犬は、 長い間人間と共同生活していく中 で雑食性が進み、 たん白質の必要量は人 間より多いものの、 最適な三大栄養素の摂取割 合は人間と全般的によく似ています。あまり難しく考えず飼い主さんが食べる食事を一工夫する感じでメニューを考えていくとよいでしょう。

材料の目安としては、全体量の4分の1くらいを肉、魚類にし、残りを野菜と少量の穀類くらいの分量ですが、毎日細かく計算する必要はないと思います。人間も、昨日はお肉だから、今日は野菜中心にしようなどと、調節しますよね。まずはそんな感じで愛犬にあったメニューを見つけていき、5から10パターンくらいできるとよいでしょう。味付けは基本必要ありませんが、塩分からもミネラルがとれるので、入れる場合は極少量気持ち程度のお塩を。

何よりも愛犬の食事に興味を持つことで、愛犬にあった食事を飼い主さんが見つけることが大切なのです。

 

飼い主の為のペットフードガイドライン(情報満載です)

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide/pdf/full.pdf

環境省ホームページより

 


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